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代々木公園にサッカー専用スタジアム 複数民間事業者が都に提案
複数の民間事業者が東京都に対し、渋谷区内の都立代々木公園内に複合型サッカー専用スタジアムの建設を提案していることが28日、都関係者らへの取材で分かったそうです。
スタジアムは約4万人規模で、総事業費は約400~500億円の予定とのこと。
資金は民間事業者が負担し、建設開始は2020年東京五輪・パラリンピック後で、25年までの完成を目指すそうです。
同公園は占用基準を全面的に緩和しており、イベント広場ではさまざまなフェスを開催するなど、民間事業者を積極的に活用しています。
原案によると、土地は都から借り受け、民間事業者からの出資や寄付金などでスタジアムを建設する見込みです。
都関係者は「Jリーグのクラブに使ってもらえれば、隣の代々木競技場と合わせてスポーツの聖地とすることができる」と話しているそうです。
計画案によると、サッカー以外にも若者文化の発信拠点である渋谷のブランドを生かし、エンターテインメント要素を取り入れた複合型スタジアムを目指すもよう。
試合開催日以外は音楽フェスやさまざなイベントなどを開催し、稼働率を高める計画になっているようです。
商業施設や飲食店などを併設する可能性もあり、都民のための開かれたスタジアムとして活用されていくでしょう。
今回の代々木公園案は、スタジアム自体を作る必要はありますが、都へ支払う使用料を抑えられ、クラブとして収益を上げることが可能になります。
今回の計画が実現すれば、公園が憩いの場だけでなく、スポーツと文化を通じて収益を生み出す良いモデルケースとなりそうです。
2017-07-29 09:35ニュース
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